第5回定例会「一泊研修会」

2018.02.16

「金沢・品格のある城下町から学ぶ」

平成30年2月16日(金)〜17日(土)
場所:石川県金沢市 参加者数28名

 事業委員会による一泊研修会が加賀百万石の城下町、金沢で開催されました。朝8時テレビ塔を出発、途中、北陸自動車福井北インターから5分の「けんぞう蕎麦」で昼食。そば粉100%の「十割そば」を辛味大根が特徴の薬味で舌鼓。そして金沢市内へ移動。「金沢市立安江金箔工芸館」では川上明孝館長より金箔の歴史と製造工程についてお話をうかがいました。わが国で作られる金箔のほぼ全てが金沢で生産されているそうで、金箔の持つ魅力とともに、金箔を生産し続けてきた金沢の職人たちの情熱を感じとることができました。その後金箔を製造販売している老舗企業の「金銀箔工芸さくだ」に移動して一万分の一ミリの金箔を使って小箱への金箔貼り体験を行いました。次にひがし茶屋街に移動。金沢に残っている3つの茶屋街の中で最も規模が大きく、今でも美しい出格子がある街並みを散策。最後に金沢市内に残る一番大きなお茶屋建築であり、金沢市指定保存建物である「懐華楼(かいかろう)」を見学。女将の品のあるユーモア溢れる語りで、今でも夜には華やかなお座敷が繰り広げられているお茶屋の仕組みをお聞きしました。夕食は金沢随一の老舗料亭「金城楼(きんじょうろう)」、5代目当主土屋兵衛社長よりお店と金沢の歴史をお聞きしました。素材から器・調度品に至るまで超一流のおもてなしで伝統の加賀料理を美味しくいただきました。

 二日目はバスで金沢市長町へ移動。米国の庭園専門誌の日本庭園ランキングで3位に選ばれた庭園と武家文化を伝える「野村家武家屋敷跡」を見学。時折雪がちらつく中、石畳の道に木端葺きの屋根や土塀が残る街並みを散策しました。研修会の締めくくりは、約170店の商店や飲食店が軒を連ねる金沢の台所「近江町市場」での昼食と散策。土曜日ということもあり、多くの観光客が食べ歩きをしながらお土産を買い求めていました。

 帰りの車内では、平昌オリンピックフィギュアスケートでの羽生結弦金メダル、宇野昌磨銀メダル獲得のニュースで大いに盛り上がりました。近藤委員長はじめ事業委員会の皆様の入念な下見と気配り、金沢に詳しい浦田千尋さんのアドバイスを頂き、金沢の魅力から多くの気づきを得ることができた品格のある一泊研修会となりました。


(記事投稿:森惠治 写真:東山信雄)

定例会

  • 平野会長挨拶平野会長挨拶
  • 近藤委員長挨拶近藤委員長挨拶

  • 金箔はりの様子金箔はりの様子
  • 研修の様子研修の様子
  • けんぞう蕎麦にてけんぞう蕎麦にて
  • 街並みの様子街並みの様子
  • 武家屋武家屋敷
  • 武家屋敷にて武家屋敷にて
  • 浦田さんにご協力頂きました。ありがとうございます。浦田さんにご協力頂きました。
    ありがとうございます。