
2015.2.17
2月17日、熱田神宮会館にて第7回例会「知っているようで知らない蓬莱の宮 熱田神宮」が盛大に開催されました。
三厨事業委員の司会により亀井会長の挨拶がありました。続いて本日の講師、熱田神宮総務部 部長 大原 和生氏の紹介がありました。
熱田神宮の礎となる「蓬莱信仰」のポイントを専門的に数多くの文献を紹介されながら講演が行われました。古(いしにえ)より土壌が豊かであった為、「熱田」の前は「厚田」と呼ばれていたと、地名の由来の話から始まり、本題である「蓬莱伝説」の説明へと進みました。
蓬莱飾り・蓬莱三神山・海道記の解説に続いて、「熱田にお参りすると不老長生になる」とのいわれから、多くの中国の一般諸侯や男女が不良長寿のあこがれを抱き、大陸から日本に流入し、この人々の多くが渡来人となったとの大陸と日本との繋がりが説明されました。
神仙思想の説明では、羽衣伝説や浦島太郎伝説との関係が紹介されました。熱田が蓬莱島である故の「蓬莱の事例」を数多く講演され、熱田神宮周辺の地名や寺の名前に「亀」や「蓬」の文字が多く使われていることからも「熱田=蓬莱島」と説明されました。 最後に「楊貴妃も大陸から移って、熱田に住んでいた」との楊貴妃伝説のお話も聞け、『名古屋の女性は楊貴妃のように美しい』との都市伝説の由来が良く分かりました。本当に、知ってるようで全く知らなかった熱田さんの話が聞けました。
質疑応答に続いて安井事業委員長の謝辞があり、その後同じ会場にて懇親会が行われました。足立雄一氏の乾杯の音頭で宴が始まり、和気藹々の楽しい雰囲気の中、予定には無かった総務委員会の「危機迫るPRタイム」があり、最後に中川副会長の中締めでお開きとなりました。安井委員長、そして事業委員会の皆様、楽しい例会を有り難うございました。
(記事投稿:後藤広報委員長 写真:永田委員、中村委員、近藤委員)