鯱の会第4回定例会「世代を超えた交流会」

2015.11.24

「世代を超えた交流会」

 平成27年11月24日(月)第4回定例会が、「世代を超えた交流会」として、ウェスティンナゴヤキャッスルにて開催されました。参加人数は63名でした。

 定刻の午後6時30分に交流委員会・佐橋委員が開会宣言し、始めに渡邉豊会長が例会主旨を説明するとともに挨拶を述べて講演会の部がスタートしました。

 今回は鯱の会・田中宏会員の尽力もあり、明治6年の創業以来、伝統の味を大切に守り続けている「あつた蓬莱軒」代表取締役社長・鈴木淑久氏(すずきとしひさ)をお迎えし、「名古屋の味を守り続けて140年」と題してご講演いただきました。

〇あつた蓬莱軒の歴史と「ひつまぶし」について(講演要旨)

 明治6年、東海道の宮宿の本陣跡に料亭として創業。昭和20年熱田空襲にて焼失するまで同所で営業を続けていました。昭和21年に熱田神宮東門内に神宮内店を開業。昭和35年に本店を開業。神宮内店は平成8年に惜しまれつつ閉店。その伝統ある店を現・鈴木社長は34歳で事業承継、六代目にあたります。現在42歳。入社前は名古屋観光ホテルに宴会係として勤務。突然前社長の父君に呼び戻され、その日から板場で修行の日々が始まったとのことです。
 多くの人たちに支えられ伝統の味は代々、大切に人から人へと受け継がれていくものと熱く語られました。


「ひつまぶし」=当時の店主の二代目甚三郎が割れない木の器を考案し、大きなおひつに数名分の鰻丼を入れて出前をする様にしました。ただ鰻ばかりを先に取ってしまうので、ご飯が残ってしまいます。鰻を細かく切ってご飯とまぜて出す様になりました。大きなおひつで鰻とご飯をまぜる(まぶす)これがひつまぶしの名前の由来です。(参考/蓬莱軒HP抜粋)

 講演後の懇親会は、ライトアップされた名古屋城を背後に寺西高子副会長による「かんぱ〜い」の発声で開宴。同時にあつた蓬莱軒さんの屋台には早々に長蛇の列。鰻茶漬けはさすが、一番人気でした。隣接屋台のきしめんも名古屋を代表するとあって、あちらこちらから美味しそうな麺をすする音が聞こえてきました。さらには、名古屋めしのレギュラー、〈天むす、手羽先、エビフライ、あんかけスパ〉等々が並び、これもまたあっと言う間に、皆さんのお腹に収まったようです。

 美味しい料理が手伝ってくれたお陰で、会場は大いに盛り上がり、まさに名古屋めしが世代を超えた交流を演出してくれました。

 やがて宴酣の頃、中川昭一副会長より御礼挨拶とともに中締めの音頭を取って全員で三本締めを唱和してお開きとなりました。

(記事・笠原広報委員長 撮影者・山本完広報委員)

講演会

  • 渡邊会長挨拶渡邊会長挨拶
  • あつた蓬莱軒代表取締役社長 鈴木淑久氏ご講演あつた蓬莱軒代表取締役社長
    鈴木淑久氏ご講演
  • 講演会風景講演会風景
  • 司会進行する佐橋交流委員司会進行する佐橋交流委員
  • 謝辞を述べられる中村委員長中村交流委員長挨拶
  • 寺西副会長乾杯のご発声寺西副会長乾杯のご発声
  • きしめん屋台と鰻屋台きしめん屋台と鰻茶漬け屋台
  • あつた蓬莱軒スタッフ様スタンバイあつた蓬莱軒スタッフ様スタンバイ
  • あつた蓬莱軒からやってきましたあつた蓬莱軒からやってきました
  • 鰻茶漬けスタンバイOK鰻茶漬けスタンバイOK
  • あつた蓬莱軒鰻茶漬け完成あつた蓬莱軒鰻茶漬け完成
  • お茶漬け 早く食べたいなぁ行列お茶漬け 早く食べたいなぁ行列
  • 名古屋めし王道のきしめん名古屋めし王道のきしめん
  • 名古屋めし天むす名古屋めし天むす
  • 名古屋めし手羽先名古屋めし手羽先
  • 名古屋めしエビフライ名古屋めしエビフライ
  • 名古屋めしあんかけスパ名古屋めしあんかけスパ
  • お茶漬けが完売してホッとしてますお茶漬けが完売してホッとしてます
  • 懇親会風景懇親会風景
  • 懇親会風景1懇親会風景1
  • 交流委員会お疲れ様交流委員会お疲れ様
  • 中川副会長中締めの挨拶中川副会長中締めの挨拶