第2回例会「時代の先端〜フラメンコ鑑賞」

2012.07.26

名古屋クレストンホテルにて 舞踊家「吉岡洵」氏講演

 7月26日(木)名古屋クレストンホテルに於いて、舞踊家「吉岡洵」氏をお迎えし、「時代の先端をいく舞踏」をテーマに、情熱的で華やかなフラメンコライブとフラメンコの楽しみ方などを講演していただきました。
 洵さんは東海地区を中心に各地でフラメンコライブ活動や、テレビCMの出演、オペラ等の振付から最近では篠笛・尺八をフラメンコに取り入れるなど、様々な挑戦を試み、幅広く活動をされている舞踊家です。(因みにお名前は6月生まれで本名とのことです。ジューン・ブライドって言いますよね(^0^))
 講演では―、フラメンコはスペイン アンダルシア地方に育った民族芸能で、イスラム文化がキリスト教文化を取り込みながら育んできた舞踊と音楽が、アンダルシアの文化と一体化したのが起源とされているそうです。
 また、18世紀後半になると、踊り手(バイレ) 歌い手(カンテ) ギター伴奏者(トケ)が三位一体となり、日々の暮らしの中の苦しみや喜びを音楽と踊りで表現したものが、フラメンコの原形となっていったとのことです。
 さらにフラメンコが情熱的だと言われるひとつに、「フラメンコには決まった尺がなく、踊り手の感情や高ぶりにギター伴奏者が合わせて表現し、その舞台を作っていく」とのこと。観客も、オレ!(素晴らしい)バモ!(いいぞ)エソエ!(そうだ、いいぞ)ボニータ!(可愛い※女性向け)ボニート!(かっこいい※男性向け)等のハレオ(かけ声)をかけるのがショーの盛り上げにはかかせないとのこと。
私たちも早速、ハレオの練習・・・。洵先生からお褒めの言葉を頂戴しました。
 そしていよいよステージがはじまり、カンテのしぼりだすような魂のある歌と、迫力のあるギター、情熱的で美しく華やかな踊りは、長い人生の歴史に刻まれた深い苦しみと悲しみが表現され、感動のライブとなりました。
 当日は35度を越す猛暑日でしたが、会場内は美しいバイレ洵さん、可愛いカンテみゆきさん、トケ冨田氏、そしてダンスチームPASO a PASOの皆様の繰り広げる熱いショーで外の暑さを忘れ、フラメンコの余韻がいつまでも残る宵となりました。ありがとうございました。
(記事・寺西高子、写真は石原寿生、立松敏行広報委員)

講演会

  • 司会の棚橋事業委員司会の棚橋事業委員
  • 田中会長挨拶田中会長挨拶
  • 吉岡洵さん(左)のお話し吉岡洵さん(左)のお話し
  • 華麗なフラメンコステージ1華麗なフラメンコステージ1
  • 華麗なフラメンコステージ2華麗なフラメンコステージ2
  • 華麗なフラメンコステージ3華麗なフラメンコステージ3
  • 会場でもオゥレイ!会場でもオゥレイ!
  • 乾杯音頭は亀井副会長乾杯音頭は亀井副会長
  • 乾杯の唱和乾杯の唱和
  • 会長、前会長と会長、前会長と
  • 御礼挨拶の渡邊事業委員長御礼挨拶の渡邊事業委員長
  • 中締め挨拶の平野副会長中締め挨拶の平野副会長